勇猛果敢なアプローチ、大胆不敵なインプロヴィゼーション。Audacity(大胆な、勇猛な)と題されたこのツイン・サックス・クインテットは、まさにチベリとガーゾンがやりたい放題! ウディー・ハーマン楽団のリーダー、コルトレーン研究家として著名なフランク・チベリは、ボストンの名門バークリー音楽大学の講師として、同じくバークリー講師であったガーゾンとともに多くの演奏家を排出している。
録音当時82歳(!)とは思えぬ超重鎮チベリのアグレッシヴさには目を見張るものがある。二人を手堅くフォローするリズム・セクションはデンマークの30代〜40代前半。ラインナップも、ガーゾンとも共演豊富な個性派ピアニスト、ラスムス・エレルスのオリジナル9曲中4曲を占め、チベリとガーゾンのオリジナルはそれぞれ1曲ずつと意欲的。スタンダードからはマイルスの名曲「ソーラー」、「朝日のようにさわやかに」はチベリによるキャッチーなアレンジで、「テーマ・フォー・アーニー」はガーゾンの前作「アマング・フレンズ」にも収録しており、聴き比べも楽しめる。
(infoより)
Frank Tiberi (ts.ss) George Garzone (ts) Rasmus Ehlers (p) Jonas Westergaard (b) Jakob Hoyer (ds)
1 Two Brothers 2 W.S. 3 Softly 4 Theme For Ernie 5 Solar 6 My Man 7 Audacity 8 Limbo 9 9 Strollin' .
録音:2011年7月8日、STCスタジオ(コペンハーゲン)
(STUNT)