次々と排出されるデンマークの有望な若手ミュージシャン。カール・ウィンターは、同じコペンハーゲン音楽院出身であるマグナス・ヨルトの後輩のピアニスト。デンマークを代表する偉大なるトランペッター、コンポーザー、バンドリーダーであったイェンス・ウィンターは彼の父親であり、これは今年の2月に亡くなった父親へ捧げるアルバム。父親譲りの小気味良いモード・センスが映えるカールのピアノも良いが、やはりアルバムに大きなインパクトを与えているのは、アメリカの大御所ジェリー・バーガンジーの鋭く憎いテナー!
威勢良いベースのヨエル・イレハグも同じ音楽院で出会ったスウェーデンの若きミュージシャンで、カール・ウィンター・トリオとしても活動を続けている。まばゆいばかりの輝きを放つ若手ピアニストと、鋭く高貴な光を差すベテラン・サクソフォン。テナー・ファンの必携盤がまた1つ増える。 (infoより)
Jerry Bergonzi(ts) Carl Winther(p) Joel Illerhag(b) Anders Mogensen(ds)
1.The Out Society 2.Threshold 3.The Prophet 4.Uranian Overtones 5.Yerevan Mama
6.The Falcon 7.James Moody 8.The Core
(STUNT) 日本語曲目表記オビ付き