21世紀のコルトレーンを思わせるディラードの力作!
クリスクロスは常に有能な新人の紹介に力を注いできた。そのことを改めて実感させてくれるのがこのアルバムだ。テナー・サックス奏者のステイシー・ディラードはこの10年ほどニューヨークで活躍し、着実に成長を遂げてきた。本作はその彼によるクリス・クロスでのデビュー作。このレーベルが売り出したオリン・エバンスのピアノもフィーチャーしたこのアルバムでは、もうひとりの素晴らしいアーティストも紹介されている。ギタリストのクレイグ・マグナノで、こちらもこれからの活躍が楽しみだ。
聴き所:トラック(8)「Mean Bean」
コルトレーンもびっくりのシーツ・オブ・サウンドを織り込みながらの豪快なブローが強い印象を与えます。(jazzyellより)
Stacy Dillard(ts), Craig Magnano(g), Orrin Evans(p), Ryan Berg(b), Jeremy ‘Bean' Clemons(ds) Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, N.Y. on June 1, 2010
1.Pleasant 2.Can't Shake It 3.Over And Over 4.There's No Need 5.Stizzozo 6.Pch 7.West Lexington 8.Mean Bean
(CRISS CROSS)