ビル・エバンスのスタイルを現在に発展させる逸材が、ニューヨーク最先端のリズム・セクションと共演しました。アリゴ・カペレッティは1970年代に頭角を現したピアニスト。レニー・トリスターノやポール・ブレイ、そしてエバンスを心の師と仰いで活動を続けてきました。決して華やかに脚光を浴びたことはありませんが、一部のファンや批評家からは常に高い評価を受けています。この作品でも、ストイックなまでに自己のリリシズムを探求するカペレッティの姿勢は不変。ジョン・エイベア、ジェフ・ハーシュフィールドも妥協のないプレイで応じ、静かながら得体の知れない熱気を感じさせるインタープレイを演出しています。 聴き所:Track(1)「For Nenette」:エバンスの隠れ名曲(jazzyellより)
Arrigo Cappelletti(p), John Hebert(contrabass), Jeff Hirshfield(ds), Recorded in New York at John Kilgore Sound & Recording on August 31 & September
1 2005 1.For Nenette 2.Metaphors 3.Etude For Trio 4.Israel 5.Homage To K 6.Hymn 7.Darn That Dream 8.In A Lyrical Mood 9.Free Improvisation (PHILOLOGY/ITALY)