大西順子、ユニバーサル ジャズ移籍第一弾。
百花繚乱、JUNKO ワールド満開! オールスター・メンバーが集結した、久々のニューヨーク録音。現ジャズ・シーンの最強メンバーが集結した新作がついにインターナショナル・リリース。
'93 年にアルバム『WOW』で衝撃的にデビューして以来90年代の日本ジャズの牽引者として無尽の活躍を果たし、近年の本格的な女性ジャズ・ミュージシャン・ブームの先駆けとなったものの、2000 年春に突然の長期休養宣言し約7年間沈黙を守っていたが'07年よりシーンで活動を再開、昨年、11年ぶりの新作『楽興の時』を発表、シーンの表舞台への復帰を果たした彼女の本格的再始動を飾るにふさわしい、久々のNY 録音!かつて80 年代末のバークリー音楽大学卒業後に、プロとしてのキャリアをスタートさせた第2の故郷で、かつて共に研鑽を積んだ仲間たちを含む同世代のオールスター・メンバーとスタジオ入り。
ジャズ界において大西の世代は、かつて50〜60 年代に活躍した今は亡きジャズ・ジャイアント達から精神的にも技術的にも直々に薫陶を受けた、最後の世代、かくいう大西も当時Jacky McLean(as)、Freddy Hubbard(tp)、Joe Henderson(ts)といった巨匠たちのバンドで研鑽を積みました。(こういった経験を積んだのは、当時の日本人若手ジャズ・ミュージシャンでは、大西がほぼ唯一の存在といえるでしょう。)今回、90 年代前半のニューヨーク・ジャズにこそ自身の音楽の核があると考える大西が、自身と同様の経験があるからこそ共有できる音楽言語を持ちあわせる同世代の仲間たちをレコーディングに迎え入れたのは、こういった背景があるのです。今回は3管のホーンに加えて、曲によりダブル・ベース編成を起用し、ダイナミックでリッチなサウンドを展開。本来の聴く者を圧倒するピアノ・プレイはもちろん、作曲やアレンジでもその才能をフルに発揮しています。
まさに大西順子ワールド満開の超強力作品です!(infoより)
大西順子 (p) ニコラス・ペイトン (tp) ジェームス・カーター (ts,bass clt,fl) ワイクリフ・ゴードン (tb) レジナルド・ヴィール、ロドニー・ウィテカー (b) ハーリン・ライリー (ds) ローランド・ゲレロ (per on 1)
2010年3月、ニューヨーク、シアー・サウンドにて録音
1. トゥッティ 2. ザ・マザーズ(ホエア・ジョニー・イズ) 3. ザ・スルペニ・オペラ 4. スターダスト 5. メディテーションズ・フォー・ア・ペア・オブ・ワイアー・カッターズ 6. フラミンゴ 7. ザ・ストリート・ビート|52丁目のテーマ 8. メモリーズ・オブ・ユー
(VERVE/UNIVERSAL/EU)