ECM, 欧系ピアノ・トリオ・ファンの方注目！

Cam Jazzがプロデュースする若手ミュージシャン発掘シリーズの第6 弾！ピエラヌンツィの抒情、ジョン・テイラーの硬質リリシズム、メルドウを彷彿とさせるコンポジション・・
そして、本作は、実にCAM JAZZらしいピアニストによるトリオ作品です。ピアノのスタイルはエンリコ・ピエラヌンツィの抒情と、ジョン・テイラー的な硬質のリリシズム、そして、マイナー・ムードのコンポジションは現代の人らしく時折、ブラッド・メルドウ的。リーダーのＵｒｓはスイス生まれの若手。ジャズとの出会いの原点はトランペットだったとのことですが、スイス・ユース・ジャズ・オーケストラに招きいれられてからは、何と、アブドゥラ・イブラヒム、そしてジャンゴ・ベイツのような巨匠のレッスンを受けたとか。また(スイス)Lucena のアカデミー卒業後は地元を中心に引く手あまたで、様々な活動を経て、同じくオーケストラのメンバーであったベーシストらと、このトリオを組んだようです。ピーター・アースキンや、ヨン・クリステンセンといったECM 系人脈を彷彿とさせるドラマーの繊細なブラシ、シンバルも美しく、ピアニストの美しい高音の響きと合いまうサウンドなど、ヨーロピアン独特の空気感100％のピアノ・トリオ。また抒情的なイントロから一転、(2 分半過ぎ) 三位一体の強靭スウィング・ソロが引き出されるM-6 辺りはこのトリオの見せどころです。まだ荒削な所もありますが、これから発展の予感が大きいトリオ。注目です。(infoより)

Urs Bollhalder(p), Raffaele Bossard(b), Christoph Muller(ds)

1. The Days of coincidence
2. Dunkel
3. I’ve been Here
4. The birds of Today
5. Song for s
6. Raven watch
7. Old School
8. Dumbledore’s Ballroom
9. The Dancing Dervish
(CAM JAZZ//2010年5月中旬入荷予定)