1940年代のウディ・ハーマンのセカンド・ハードや、50年代のスタン・ケントンでトランペッター兼編曲者として活躍したショーティ・ロジャースは、映画会社の需要にこたえてロスアンジェルスでプレイするプレイヤーを集めてグループを結成。“ジャイアンツの名義で”多くのレコーディングを果たしていた。その演奏を再演したく企画し80年代録音したものである。ロジャース自身20数年余り、フリューゲルホーンを手にして無かったので私とレコーディングの話をしたおり、乗り気でなく、永らく保留していたが、75年代にニューヨーカー・マガジンの友人から古いアトランティックのレコードをヨーロッパで再発し、それがレコードチャートでNo.1となった知らせを受け、喜ぶと同時にこの企画にOKをくれた。内容は彼が昔吹込んだナンバーを新しく再演するものでタイトルもRE-ENTRYとした。話をしてから2年余り実現までかかった事になる。メンバーは昔の仲間達を集めたもの。
【PERSONNEL】 (参加バンド)
SHORTY ROGERS(Flh)
BOBBY SHEW(Flh&Tp)1941年生れ (バディ・リッチ,ルイ・ベルソン)
BILL WATROS(Tb)1931年生れ (クインシー・ジョンズ,カウント・ベイシー)
BUD SHANK(As&Fl)1926年生れ (チャーリー・バーネット,アルビノ・レイ)
BOB COOPER(Ts)1925年生れ (ピート・ルゴロ,ビル・ホールマン)
BILL PARKINS(B.s&Ts&Fl)1924年生れ (ウディ・ハーマン,スタン・ケントン)
PETE JOLLY(P)1932年生れ (ハーブ・アルバートテファナ・ブラス,アート・ペッパー)
MONTY BUDWIG(B)1929年生れ (ウディ・ハーマン,シェリーマン)
SHELLY MANNE(Ds)1920年生れ (ウディ・ハーマン.ビル・ホールマン,スタン・ケントン)
以上のラインナップであるが、最初の企画ではアルトにアート・ペッパーを依頼していたがこの録音の前年82年に突然去ってしまったので、バド・シャンクが参加することになった。又、演奏経歴はその他ハモサ・ビーチでハワード・ラムゼイのライトハウス・オールスターズのセッションに良く顔を見せたミュージシャンであり、チャキチャキのウエストコースターズである。 (infoより)
1.THE GOOF AND I 2.POWDER PUFF 3.FOR THE LOVE OF ART 4.SHORT STOP 5.NOT REALLY THE BLUES 6.THE GIRL FRIEND 7.WALK DON'T RUN 8.BUNNY 9.RE-ENTRY (スキップレコード)