注目のヴォーカル作品!の登場。とは言っても、これ、いわゆるジャズ・ヴォーカルではないのですが・・。この作品、曲目をざっと見たところで、ジョン・レノン(M-1) に、レオン・ラッセル(M-5)、スティーヴィー・ワンダー (M-11) といったPOP チューンも多数。また取り立ててアドリブがフィーチャーされるわけでもないです。でも、なんというか、作品としての質感がとてもいいんです。あのアンドレア・ポッツァがピアノ。その旋律、タッチの繊細で美しいこと。そして、この女性の声の美しさ。シルキーなのに、透明感もあり、とにかくナチュラル。その歌は、聴いていて、とても心地よく、はまってくるのです。そしてダド・モロニも絶賛なんですよね。彼のライナーが日本語に翻訳されて掲載されているのですが、モロニは、そのアーティストたちの“特別な何か=Somethin else”に触れること、しきり。その才能は、学んで得られるものではない、と語るのですから、天賦のセンスをほめているわけですが、この作品を聴くと、細部まで生き生きとした豊かなニュアンスにホント、ハっとするというものです。なんでも、セレステ嬢は、モロニがお蔵入りにしていた曲にまで、新しい息吹を吹き込んだとか??〜古典的だがとても新鮮(同じくby ダド・モロニ)。でも、ホントそれこそが、難しく、でも出来たら、とても素晴らしいこと。そんな自然なヴォーカルの魅力が聴ける一枚です。(infoより)
Andrea Celeste(vo), Andrea Pozza(p)
1. Blackbird (J. Lennon, P.McCartney) 2. Taking A Chance On Love (J. Latouche, T.Fetter, V.Duke) 3. I’ll Be There For You (G.de Paul, D.Raye) 4. Gull’s Fight (C.Ieffa, A. Pozza) 5. This Masqurade (L. Russell) 6. Dancing Fog (A. Pozza, B.Genuardi) 7. Love Is the Way (C.Ieffa, A. Pozza) 8. Black And Blue (T. F.Waller, H.Brooks, A.Razaf) 9. Dinah (H.Akst, S.M. Lewis, I Young) 10. Blue Skies (I.Berlin) 11. All In Love Is Fair (S.Wonder) 12. Pure Imagination (featuring Matteo Brancaleoni) (L.Bricusse, A. Newley) 13. Bridge Over Troubled Water(P.Simon) 14. You Don’t Know What Love Is (G.De Paul, D.Raye) (INCIPIT)