【ロリンズを敬愛するテナー・サックスの新星が本領を発揮】 ジョン・コルトレーンの影響を受けたサックス奏者は多いですが、いわゆるソニー・ロリンズ派となると、その数は思いのほか少ないものです。ミシェル・エル・マレムは、ロリンズ派若手の最右翼といってよいでしょう。たくましい音色、ユーモアをたたえたフレーズはまさしくロリンズ直系。そこにヨーロッパならではのエスプリや、いかにも若手らしい軽妙なフットワークが加わり、ミシェルならではの味わい深いプレイを楽しませてくれます。ジャケットにはメンバー全員の名前が記載されていますが、内容もその通りで、どのミュージシャンにもスポットライトが当てられています。ミシェルの優れたサックス・プレイと共に、カルテット独特のグループ表現にも繰り返し耳を傾けたくなる秀作です。 (jazzyell110号より)
Michel El Malem(sax),Michael Felberbaum(g),Marc Buronfosse(b),Luc Isenmann(ds) Recorded at Studio Mesa77 January 10 and 11,2008 Michel El Malem(sax),Michael Felberbaum(g),Marc Buronfosse(b),Luc Isenmann(ds) Recorded at Studio Mesa77 January 10 and 11,2008
1.En Cours De Route 2.Atelier Du Globe 3.Ritournelle 4.Nameno 5.When 6.Up...Mais Pas Trop 7.Bleu Marine
(FRESH SOUND NEW TALENT/SPAIN)