稀少なイタリア・オリジナル・ジャケット仕様で名盤が蘇る!

マイルス・ディヴィスのイタリア盤『Bags’ Groove』も実は一度も見たことがなかった。2000年代は、何度もミラノへ買付に行ったけど、見ることもなかった。UK盤やフランス盤でもやはり発売されているが、たいして面白いジャケットではない(個人の感想)。それに比べて、どうだ。このアートな感覚は。なかなか素晴らしいジャケットで、今回のアイテムの中ではいちばんの好み。
実は、もともとのイタリア盤は、BAGS GROVEという表記で、Oが一つ足りなかったのだが、今回の復刻では、そこまでオリジナルに忠実にするのもアレだから、ということで修正したものになっていること、ご承知ください。

このジャケットは、マルコ・デル・コンテ美術監督のもと、レンツォ・クレリチがデザインを施したもの。彼らコンビによるジャケットは、Basso Valdambrini Quintet(Music)、NUNZIO ROTONDO / The Artistry Of Nunzio Rotondo(Music)、Chet Baker / Angel Eyes (Celson)などがある。タイトルだけでは、ピンとこないかもしれないが、見たら「ああ。アレね」と納得する秀逸ジャケットなのだ。(山本隆)



Trumpet – Miles Davis
Bass – Percy Heath
Drums – Kenny Clarke
Piano – Horace Silver (tracks: 3 to 7)
Tenor Saxophone – Sonny Rollins (tracks: 3 to 7)

1.Bags' Groove (Take 1)
2.Bags' Groove (Take 2)
3.Airegin
4.Oleo
5.But Not For Me (Take 2)
6.Doxy
7.But Not For Me (Take 1)


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