シャープなのに分厚く深い音色、鋭敏でスリリングなフレーズ、抜群のタイム感、歌心……。
日本ジャズ界の風雲児・広瀬未来が送り出す新世代のグルーヴ!
10 年におよぶニューヨークでの音楽生活を経て、2014 年から日本に拠点を移して活動する広瀬未来は、日本ジャズ界の次代を担うプレイヤーとして大きな期待を集める逸材です
2020 年3 月に録音された『ゴールデンマスク』は、山口真文(ts&ss)、片倉真由子(p)、中林薫平(b)、山田玲(ds)という実力派プレイヤーを揃えたクインテット編成。全編にわたって疾走感・ドライブ感に満ちたスリリングな演奏を展開します。
「『最初からフルスロットルで飛ばす。それをずっとつづけてきました』。これが広瀬未来のジャズ観です。全体を俯瞰してマネジメントするのではなく、瞬間に全力をつくす。万一のときは潔く倒れることを覚悟の上で、いまこの瞬間にすべてを賭ける。行動原理はじつにシンプルです。だってジャズは「瞬間の芸術」でしょ? きっとそう考えているはず。それがジャズミュージシャンとしての、広瀬未来の“生き方のスジ”なのです」
―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣
広瀬未来(trumpet & flugelhorn)
山口真文(tenor&soprano saxophone)
片倉真由子(piano)
中林薫平(bass)
山田玲(drums)
1.The Golden Mask―dedicated to “Tower of the Sun”
2.September in the Rain
3.Moonrise
4.Orange Osmanthus
5.Youʼre My Everything
6.Three Birds
7.Triennium
8.Days of Wine and Roses
(DAYS OF DELIGHT) DOD-008 2020年07月30日
■広瀬未来(Trumpeter/Composer/Arranger)
1984 年生まれ。甲南中学と同時にトランペットを始める。在学中より関西各地でプロ活動を開始し、2002 年「中山正治ジャズ大賞」「なにわ芸術祭新人奨励賞」受賞。
2003 年New York に渡り、フリーランストランぺッターとして活動。ジャズをはじめサルサ、ヒップホップ、ファンクなど様々なジャンルのフィールドで活動し、全米、ヨーロッパのライブハウス、ジャズフェスティバルなどに出演。自身のアルバムも2 枚リリースし、各方面から絶賛を受ける。ニューヨークの新進トランぺッターをフィーチャー
するフェスティバル「FONT」に自己のクインテットで出演。
2014 年からは日本に拠点を移す。2015 年「神戸市文化奨励賞」受賞。2017 年「なにわジャズ大賞」「なにわ芸術祭新人賞」受賞。2018 年にはMiki Hirose Jazz Orchestra名義でアルバム『DEBUT』をリリース。大阪音楽大学、甲陽音楽学院で後進の指導にも関わっている。
岡本太郎記念館の館長でもある平野暁臣をプロデューサーに迎えた新レーベル“Days of Delight”(デイズ・オブ・ディライト)。
日本のジャズが圧倒的なオリジナリティーをもっていた1970年代のサウンドをリスペクトしつつ、新しいジャズの在り方を追及することをテーマとするレーベル。