2008年11月に録音され、2010年初頭にリリースされた作品に続く、“カーステン・ダール・エクスペリエンス”の第二弾!従来までのスウィンギーなバップ・ピアニストとしてのイメージを、心地よく大胆に壊した新機軸ともいえた本グループは、その後も活動を継続。今年2011年7月のモルド・ジャズ・フェスティヴァル(ノルウェイの一大フェスティヴァル)のステージも経て、この録音に至ったとのことです。不動のメンバーで、前作の延長線上の進化的演奏。
今回も、録音はオスロのレインボウ・スタジオで、ECM 的な世界も色濃く感じさせる一方、グループとしての結束力がかたくなる中で、各人の自由度は上がった印象もあります。光輝くような繊細な美しさが印象的でありつつ、フリー的なアプローチも前回に比べると濃厚になったようです。唸るようなベースラインに、サックスの豪快なブロウが炸裂するM-3、また、プリパード・ピアノの効果も活かし、フォークロア的なメロディを奏でるM-4など聴きどころ。北ヨーロッパの風土を感じさせる音質感と、民族音楽的とも思える参加メンバーたちによるコンポジションも興味深いです。表面的な心地よさのみでなく、漲る創造力を感じさせるグループ。名門STORYVILLE のバックアップを得て、堂々のリリースです。(infoより)
Carsten Dahl(p, per), Jesper Zeuthen(as), Nils "Bosse" Davidsen(b), Stefan Pasborg(ds)
1 Bosses Song* 2. Metamorphosis 1 3. Sing, Sing loud 4. Nariman's Mood** 5. Metamorphosis 2 6. Metamorphosis 3 7. Abelone, wo bist du? 8. Turkis Butterfly 9. Purple wings 10. Abelone, wo bist du...noch einmal? 11. Balinesian dance 12. Klokke
(STORYVILLE)