あの澤野工房から遂にイギリスの名門ジャズレーベル、「TEMPO」が復刻されます。アナログは何枚か同じUKの再発レーベル「JASMINE」よりリイシュされてはいたもののオリジナルは途方もない価格に高騰。このレーベルより最初に息を吹き返すのはテナー・サックス奏者、タビー・ヘイズ、ロニー・スコットの二人がリーダーとなって結成した「The Jazz Couriers」名義で、同レーベルで最後に録音した「THE LAST WORD」。タビー・ヘイズは全曲のアレンジを手がける他、ヴィヴラホン、フルートなども駆使して、その多彩な才能は聴く者を終始圧倒し続けます。ハード・バップの真髄に触れるにはうってつけの作品といえるでしょう。胸を掻きむしられるような哀愁、鬼気迫るほどのソロ・プレイの応酬・・・。イギリスのモダン・ジャズ界を席巻し続けた、リーダー二人によるテナー・サックス・バトルは圧巻です。 (infoより)