このジャケット写真を見ただけで、多くのファンがCDを買ってしまうのではないでしょうか。青い瞳の美女、エウジニア・ムナーリの新作です。内容も実に楽しく聴けるもので、(5)のようなスタンダード・ナンバーから(2)のようなブラジル・ナンバー、バード・バカラックの(3)、シャンソンの(11)など、世界各地から名曲をピックアップし、サラリと歌い上げています。選曲こそジャンルにこだわっていませんが、歌には強烈なスイング感が宿っているのがいいですね。フェイクやスキャットよりも、メロディの美しさを生かしながら歌詞をじっくり聴かせるところもムナーリのいいところです。このアルバムは、絶頂期にさしかかった彼女の代表作として語り継がれることでしょう。 聴き所:Track(1)「My Greatest And Last Love」ささやくようなボーカルが魅力的(jazzyellより)
Eugenia Munari(vo), Franco Piana(tp,flh), Gianni Savelli(fl,sax), Riccardo Biseo(p), Irio De Paula(violao), Gene Munari(ds), Eddy Palermo(violao,g), Marco Loddo(double b), Antonello Vannucchu(p), Gianfranco Benigni(cello), Claudio Ugolini(vla), Tiziana Bacchetta(background vo), Stefano Sabatini(p) and more Recorded at Extrabeat Recording Studio, Rome, Italy
1.My Greatest And Last Love 2.Amazonas 3.Alfie 4.Medley: Tenderly - Amore Baciami 5.Medley: Fly Me To The Moon - Le Tue Mani 6.Ain't No Mountain High Enough 7.Papo Furado 8.Can't Help Lovin'Dat Man 9.Mel 10.Ill Wind 11.I Wish You Love 12.Have Yourself A Merry Little Christmas
(PHILOLOGY) (2011年1月15日発売)