こちらは、タイトルが示すように、アメリカン・クラシック的な一枚。主人公のテイラー・ハスキンスは、ダウンビート誌が選ぶ、25 Trumpets for the Futureの一人に選ばれた逸材。デイブ・ホランドと共に、グラミー賞も受賞し、リチャード・ボナとの共演あり、Fresh Sound New Talentからリーダー作もリリース、マリア・シュナイダー、ヴァンガード・オーケストラへの参加、と数多くの経験を重ねていますが、本作は、そんな経歴のなかで、最もアーティストの世界観が現れた作品となったように感じます。ギターには、長年の共演者ベン・モンダーを迎え、その浮遊感溢れるサウンドを効果的に利かせてのダークでノスタルジック&ドリーミー?なサウンド。ニール・ヤングのM-2、フー・ファイターズのM-9 を交えている所( メロディカをうまく使っていい世界創ってます) も現代人らしい、そして、アメリカへの郷愁染みる所ですが、自らのコンポジションも、それらの名曲と上手く調和し、一つの世界観を創っています。またラストは、トム・ウェイツ!このモンダーのギターとミュートの音といったら哀愁感の極致!ダイエット・コーク、ペプシ、マスターカード・・と名だたる企業のために数々の楽曲も提供する存在でもあるこのハスキンス、注目です!(infoより)
Taylor Haskins(tp, melodica), Ben Monder(g), Ben Street(b), Jeff Hirshfield(ds)
1.Invocation: American Dream 2.Theme from "Dead Man"(Neil Young) 3.Mustangs (Steve MsQueen) 4.Drifters 5.Black Boxes 6.No Regrets 7.Pyramids 8.Idlewild 9.Everlong 10.The Ballad of Michael Jackson 11.The Monetary System Blues 12.Johnsburg, Illinois
(SUNNYSIDE) (digipack)