アルネ・ドムネラス賞を2007 年に受賞したスウェーデンを代表する若手ピアニスト、マティアス・アルゴットソンはリングマー・グスタフソン、マグナス・リングレン、バーバラ・へンドリックス、スライディング・ハマーズなどの人気グループで活躍し、これまでにリーダー作も2 枚リリース、歯切れが良くスイングするピアノは日本でも高い人気を集めている。スウェーデンの伝統民謡、賛美歌、聖歌に造詣が深く、これまでにもスウェーデン民謡をアレンジし、またその影響を強く受けたオリジナル曲を多く書いてきた。このアルバムのアイデアは、ある時バーバラ・へンドリックスとデュオのコンサートをしている時に彼女がスウェーデン民謡を歌ったことがそもそものきっかけらしく、マティアスはこのアイデアをもとに古い楽曲を掘り起こし、彼のオリジナルも加えた本作品を作り上げた。スター・プレイヤーであるマグナス・リングレンがクラリネットで1曲参加している事もうれしい。