★ジム・ホールやデイヴ・ホランドとの共演、パット・メセニー・ユニティ・バンドなどで活躍する現代最高峰のサックス奏者クリス・ポッター。2022年11月23日のブルーノート東京公演で、日本の新世代シーンを代表する井上銘(g)、須川崇志(b)、石若駿(ds)と共演を繰り広げたことでも記憶に新しいが、本作はニューヨークの伝説的なライブハウス、ヴィレッジヴァンガードで新年の恒例行事レジデンシーライブ(2022年収録)の模様を収録。
★ECMからのリリースでもお馴染みフリー系ピアニスト、クレイグ・テイボーン。祖父ロイ・ヘインズ譲りのドラミングでヴィジェイ・アイヤー・トリオで活躍する、マーカス・ギルモア。チャーリー・ヘイデンの下で研鑽を積みクリス・ポッターと何作にも渡り共演しているベーシスト、スコット・コリーからなるオールスター・バンドでの演奏。
★今までオリジナル曲での音源が多いクリスだが、本作は収録されている6曲全てがカバー。アマゾン民謡「Nozani Na」、タイトル曲でスピリチュアルな「Got the Keys to the Kingdom」、チャーリー・パーカーのジャズスタンダード「Klactoveedsedstene」、アントニオ・カルロス・ジョビン、シコ・ブアルキ、ヴィニシウス・ヂ・モライスの唯一の共作「Olha Maria」まで、振り幅と選曲が実にユニーク。オーディエンスの熱気が伝わる臨場感に満ちた1枚となっている。
Chris Potter(tenor saxophone),
Craig Taborn(piano),
Scott Colley(bass),
Marcus Gilmore(drums)
Recorded in 2022
1 You Gotta Move 14.01
2 Nozani Na 10.53
3 Blood Count 9.01
4 Klactoveedsedstene 7.26
5 Olha Maria 6.22
6 Got The Keys To The Kingdom 13.37
(EDITIONS RECORDS/EU) EDNLP-1214 180g重量盤LP