ソウルフルかつエモーショナルなトーンを持つテナー奏者アイク・ケベックが、人気盤『春の如く』の半月前に同メンバーで録音したもう一つ1961年の傑作。
フレディ・ローチのオルガンをバックに哀愁の旋律を聴かせる「アクイテッド」はクラブ・シーンでも人気。必殺のバラード「ブラザー・キャン・ユー・スペア・ア・ダイム」の粘っこいプレイも記憶に残る。また、アイクの力強いホーンは、アップテンポのスウィンガーから、スルメのようなスローテンポのスタナーまで、様々なムードを作り出し、最後はヒントンとのデュオで「ネイチャー・ボーイ」を演奏。
Ike Quebec (ts) Freddie Roach (org) Milt Hinton (b) Al Harewood (ds)
LPレコード]
1.Acquitted
2.Just One More Chance
3.Que's Dilemma
4.Brother Can You Spare a Dime
5.The Man I Love
6.Heavy Soul
7.I Want a Little Girl
8.Nature Boy
*Mastered by Kevin Gray
(BLUE NOTE/EU) 5523396 180g重量盤LP