ウディ・ショウ、1979 年のスリリングなライヴが初作品化!
Carter Jefferson-Onate Allan Gumbs-Stafford James-Victor Lewis
4 人が揃ってバックをつとめたのは1979年夏のヨーロッパ・ツアーのみ近年のウディ・ショウ未発表音源の作品化の中でも貴重な録音!!
ウディ・ショウがクインテットを率いて1979年夏に行ったヨーロッパ・ツアー中、7月にハンブルクのクラブ“Onkel Pö’s Carnegie Hall”で演奏した模様を収めた2枚組。このクラブでのウディ・ショウの演奏は、すでに1982年1月に収録されたアルバムが同じJazzlineからリリースされており、そちらもエキサイティングなパフォーマンスをたっぷり楽しむことができましたが、79年の演奏はさらに充実していてスリリング。
メンバーもサックスのカーター・ジェファーソンをはじめ、ウディが最も信頼していたミュージシャンが揃っており、それぞれの長いソロも聴き応え十分の内容となっています。
ジェファーソンは、1977年にウディのグループへ加わり、80年前半まで演奏。ピアニストのオナージ・アラン・ガムズは、1977年12月に行われたコロムビア盤『Rosewood』の録音でこのグループに初めて顔を出し、79年夏のヨーロッパ・ツアーまでウディと行動を共にしています。
ベース奏者スタッフォード・ジェームスは、1976年春のヨーロッパ・ツアーからウディのグループに参加、1983年までウディを支えてきました。ヴィクター・ルイスは、1974年12月にウディがMuseに録音した『The Moontrane』ですでにプレイしており、その後も、ルイス・ヘイズが参加していた時を除いて1980年までウディのバンドでドラムを叩いています。
そんな4人が揃ってウディのバックをつとめたのは1979年夏のヨーロッパ・ツアーだけであり、このアルバムの登場はとても嬉しい事件だと言えます。
このツアーからはこれまで7月6日(このアルバムの前日です!)のイタリアでの演奏と、7月18日に同じハンブルクで開催されたNDRJazz Workshopでの演奏(1曲だけ)しか聴けなかったので、フル・ステージ(これはファースト・ステージなので、いずれセカンドもリリースされるはず!)をじっくり楽しめるCDの登場はウディのファンにとって最高の贈り物となりました。
Woody Shaw(tp, flh), Carter Jefferson(ss, ts), Onaje Allan Gumbs(p), Stafford James(b), Victor Lewis(ds)
CD 1
1. Some other blues (John Willilam Coltrane) (24:41)
2. All the things you are (Jerome Kern) (22:25)
CD2
1. Announcement (1:16)
2. Stepping stone (Herman “Woody” Shaw) (12:09)
3. In a capricornian way (Herman “Woody” Shaw) (14:47)
4. It all comes back to you (Onaje Allan Gumbs) (18:59)
Recorded July 7, 1979 at Onkel Pö´s Carnegie Hall, Hamburg, Germany
(JAZZLINE/EU)N-77007