真夜中の甘い囁き...、アフター・アワーズに聴きたいジャズ・ヴォーカル
シカゴを拠点に活躍する知性派美人シンガー、ペトラ・ヴァン・ナウスがチェット・ベイカーとの共演でも知られるヴェテラン・ピアニスト、デニス・ラクションのみを従えたインティメイトなアルバム。真夜中のクワイエットな空間に映えるペトラのシックで甘い歌声とそれに寄り添うリリカルなピアノの音色がリスナーを夢の世界へ誘う。ヘンリー・マンシーニの隠れ名曲「シャドウ・オブ・パリ」やボブ・ドロウ作「スモール・デイ・トゥモロウ」はじめ地味ながらもキラリと光る選曲にも注目!
「彼女は、歌は、ただ音符を演奏するのではなく、そこに歌われている内容を如何に理解して自分のものとして表現するかが大切だ。技術もさるものながら、歌に対する哲学、心の持ち方が重要だとしている。これは、多くの先輩たちから直接、間接的に教わってきたことだった。」・・・高田敬三(前作ライナーより)
「初めてこのアルバムを聴いたときに思い出したのは、シナトラがグルーミーに囁く“It’s quarter to three…”ではなくて、ルビー・ブラフとエリス・ラーキンスがデュオで演奏するアナログ盤だった。彼らの二人のように、深淵な意図でデニスとペトラの魂は結びつき、私達リスナーは彼らの演奏の中に自分が過ごした幾千の夜を思い出すのだ。」・・・オリジナル・ライナーより
ペトラ・ヴァン・ナウス(vocal)
デニス・ラクション(piano)
1. ストリート・オブ・ドリームス
2. ナイト・ピープル
3. ピアノ・プレイヤー
4. ムーンライト・セイヴィング・タイム
5. 貴方と夜と音楽と
6. ホワイル・マイ・ラヴァー・スリープス
7. スモール・デイ・トゥモロウ
8. ドリームスヴィル
9. ノー・ムーン・アット・オール
10.ザ・ナイト・ウィー・コールド・イット・ア・デイ
11.シャドウ・オブ・パリ
12.ブラック・コーヒー
13.カウント・ユア・ブレッシング・インステアド・オブ・シープ
2018年3月14日 録音/ live recording at PianoForteChicago
(MUZAK) (2018年10月24日発売)