アルバムを重ねるたびに貫禄を増してきたテナーマン、エリック・アレキサンダー。威風堂々としたブローと、歌物における熟した歌心の両方を満喫させてくれる最新作。編成は盟友ロトンディとの2管クインテットですが、アレンジの上手さが効いてスケールの大きいサウンドを実現。エリックのビッグ・トーンの質感を上手く捉えたバン・ゲルダーの貢献も見逃せません。
オリジナルのアルバム標題曲(1)では、ファンキー・ジャズの香りを残しながらモード化へ向かいつつあった60年代ジャズ界の大きな潮流を想起させます。ジョージ・コールマンをアイドルとして成長したエリックのスタイルのコアがここに示されています。続くハザウェイの(2)では古典的なソックのスタイルのコアがここに示されています。
続くハザウェイの(2)では古典的なソウル・フィーリングを醸し出すノスタルジックなバラード。その他、パッショネートかつドライブ感のあるブロウ、クールな知的アプローチ、テンダーなささやき等々、アップデートしたエリックの魅力が詰まった充実したアルバムです。 (infoより)
Eric Alexander(ts) Jim Rotondi(tp.flh) David Hazeltine(p) Nat Reeves(b) Joe Farnsworth(ds)
1.The Temple Of Olympic Zeus 2.Someday We'll All Be Free 3.Dave's System 4.Some Other Time 5.Blues For David 6.Lucas Too 7.I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 8.I'll Keep Loving You
(HIG NOTE) HCD7172