ジミー・ジェフリー、空白の歴史が明らかに! 正規録音に恵まれなかった72年までの間を語る発掘音源 65 年スリル溢れる即興劇!! 〜リリースの仕掛け人はResonance RecordsのZev Feldman〜
★“長いキャリアを通し、カテゴリーや既存の属性といったものに決して おもねることなく、多くのことを成し遂げたアーティスト”(All Music) と 称されるジミー・ジェフリー。
★バディ・リッチやウッディ・ハーマン楽団、ショーティ・ロジャースや、 ハワード・ラムゼイといった西海岸の人気グループでの初期のキャリア を経て、56年に自身のグループを結成。ジム・ホール(g)、ラルフ・ペナ(b) と組んだ最初のトリオから、ジム・ホールにボブ・ブルックマイヤー(tb) を加えたトリオなど、変則編成での試みは、ジャズ 史上の決定的な先駆であったと言えましょう。
★一方、1961 年に結成したポール・ブレイ、スティーヴ・スワロウとのトリオでかなり実験的な演奏に取り組み、65 年初 頭にはトリオのメンバーをドン・フリードマンとバール・フィリップスに変えてさらにフリーな方向へと突き進んだ演奏 は、多くの聴衆を得るのは困難な音楽だったこともあってレコーディングから遠ざかることになり、次に正規録音の機会を 得たのは1972 年のことでした。
★つまり<その空白は、実に10 年・・>。ここに登場する65 年の新発見演奏は実に貴重な記録ということになります。
★しかも、5 月にコロムビア大学で行った演奏はフリードマン、フィリップスとのトリオにジョー・チェンバーズを加えた カルテット、そして9 月のジャドソン・ホールでのライヴはリチャード・デイヴィス、ジョー・チェンバーズとのトリオと、 興味の尽きない編成での演奏が並んでおり、テナー・サックスとクラリネットを手にしたジェフリーと他のメンバーたち とのスリリングなやりとりをじっくりと楽しむことができます。
★ 64 年6 月のドルフィーの死から一年。その早すぎた死は、ジャズ界の大きな損失と言えますが、本65 年の発見からは、 異才ジェフリーの自由な創造性が溢れています。新主流派のスリリングな演奏が興り、コルトレーンがフリーの道を突き進 んだ時代をヴィヴィッドに伝える演奏の発見です。(infoより)
(DISC 1)
JIMMY GIUFFRE(cl,ts), RICHARD DAVIS(b), JOE CHAMBERS(ds)
Recorded at Judson Hall, New York City, September 3, 1965.
(DISC 2)
JIMMY GIUFFRE(cl, ts), DON FRIEDMAN(p), BARRE PHILLIPS(b), JOE CHAMBERS(ds)
Recorded at Wollman Auditorium at Columbia University, New York City, May 19, 1965
DISC 1:
1 SYNCOPATE 7:50
2 Intro 0:37
3 CROSSROADS 7:47
4 DRIVE 11:39
5 QUADRANGLE 3:52
6 ANGLES 4:32
DISC 2:
1 SYNCOPATE 8:20
2 QUADRANGLE 7:06
3 THREE BARS IN ONE 8:50
4 CRY, WANT 9:40
5 ANGLES 8:10
6 DRIVE 8:06
(ELEMENTAL MUSIC)