まずは、Tr,1『Seven Seals』を。自然と心の琴線に触れるはずである。シンバル、ピアノ、そしてアルコでのベース、一瞬の隙も見せず迫りくる感情と旋律はこのトリオの統一感を体験するにはうってつけのトラックだ。Tr.5までネジンの独自性がひた走りTr,6ではピアニスト、ソラーによる清涼感たっぷりの曲で一息、この押さえつけられない感情は何だ?Tr.9までの躍動と疑念。これが澤野の目指すものなのか、また新たなる扉が開かれた。
Text by 足立 豪樹氏 (infoより)
Nesin Howhannesijan(b) Kelvin Sholar(p) Ernst Bier(ds)