コーラスで歌うときに彼の声が良く通るので女性2人との混声ハーモニーが生き生きとして、グループの魅力を高めている。本アルバムは「Portrait of Carmen」のタイトルの通り、彼の尊敬するカーメン・マクレイの唄の中から、特に好きな歌曲を選んで、彼自身の独自の解釈で表現したもので、そのための共演ミュージシャンの選定にも特別の配慮がなされている。即ち彼の信頼する宮前幸弘(p)と増根哲也(b)の2人を中心として、曲によりソロからカルテットまでグループを編成しアレンジもこの2人に依頼した。