クリフォード・ブラウンはどこへ行くにも常にテープレコーダーを持ち歩き、自分のライブ、リハーサル、一人での練習やグループ練習の多くを録音していました。その私的な録音が資料となって、本作には彼のソロ・トランペット・レコーディングやソロ・ピアノ・レコーディングが収録されています。ボーナストラックとして、Disc1の(8)に未発表曲である’Ornithology’を収録。これは1949年-1950年にディスクカッターで作られたアセテート盤で、そこでは師であるロバート・’ボイジー’・ローリーと共演するクリフォード・ブラウンのトランペットがお聞きいただけます。その他Disc1の(9)は’I Come From Jamaica’のライブ音源。これは1952年に開催地不明で録音されたもので、スタジオ録音のものよりもブラウンのソロが倍ほど長く強烈に際立っています。私的音源のため、音質はあまり良好ではありませんが非常に歴史的価値の高い作品です。レア写真を含む豪華12ページのブックレット付き。(Jazz Yellより)