★フレッド・ハーシュは、本作以前に『Hori zon』(wi t h マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロン)、『Sarabande』(with チャーリー・ヘイデン、ジョーイ・バロン)ほか、いくつかのリーダー作をリリースしていますが、それらのバンドは、トゥーツ・シールマンスとの共演のためであったり、トリオとして独立して活動していたものではなかったとのこと。つまり、これが、初のレギュラー・メンバーでの作品であると、ハーシュ自身語っています。
☆端正なコード進行を底流にスタンダードの美しさが光るガーシュインの“The Man I Love”をオープニングに、ウェイン・ショーターの楽曲2 曲と、モンクにオーネット・コールマン、そしてオリジナル。2018 年の現在、録音時から30 年にも及ぶ時が流れる中、楽曲だけとっても、ブレのない趣向/ 眼差しを感じますが、演奏も、同様に現代につながる一本の筋が見えます。
Fred Hersch(p), Michael Formanek(b), Jeff Hirshfield(ds)
1. The Man I Love (George Gershwin)
2. Fall (Wayne Shorter)
3. Lullabye
4. Free for Three
5. Hearsong
6. Infant Eyes (Wayne Shorter)
7. Beam Me Up (Michael Formanek)
8. I Mean You (Thelonious Monk)
9. Evanessence
10. Rain Waltz
11. The Sphinx (Ornette Coleman)