名バンドを影に日向に支えてきたことが物語られますが、本年はロバータ・ガンバリーニのバンドで来日。ジョージ・ケイブルスの代役として急遽でもあったものの、すばらしい演奏で、日本のファンに鮮烈な印象を残したことも記憶に新しいところです。本作はそんな二人に、バスター・ウィリアムズ~アル・フォスターといった鉄壁のリズム・セクションが組んだ名演奏のCD化。この88 年、キャラウェイは、エディ・ダニエルズの『Memos from Paradise』(GRP) でベスト・インストルメンタル・アレンジメント部門でグラミー賞にも輝いており、メンバーは充実の時を迎えていましたが、魅力は収録された5曲がそれぞれ、異なった個性を持っていることでもあります。